第9回東北動物実験研究会


 平成11年3月26日(金)午後1時20分より第9回東北動物実験研究会総会並びに特別講演が弘前大学医学部を会場として行われた。当日は快晴となり福島、宮城、山形、岩手、秋田そして青森の東北6県から動物実験関係者約50名が参加した。

 総会は開催校の八木澤先生が議長となり、平成9年度の事業報告、決算報告及び平成10年度の事業計画、予算が承認された。平成11年度は役員の改選の年となったが、平成11年〜12年度の役員は交代せずそのまま引き継ぐことが了承された。また、時期開催校は福島医科大学と決まり、11月頃に開催したいと片平先生から挨拶があった。

 今回の研究会のテーマを「疾患モデル動物開発の現状と将来」とし、座長を弘前大学医学部動物実験施設の施設長でもある寄生虫学講座の神谷晴夫教授にお願いした。特別講演1として地元の佐藤 宏先生(弘前大学医学部寄生虫学講座)に「ヒト感染症モデルとしてのスナネズミ」をお話いただいた。また特別講演2として東京からお出でいただいた伊藤 守先生(実験動物中央研究所免疫研究室)に「SCIDマウスとヒト疾患モデル」をお話しいただいた。そして特別講演3として会長の笠井先生からはこれまでの研究成果を交えながら総論として「疾患モデル動物と外挿」をお話しいただいた。

 スナップ写真にあるように各講演に対し活発な質疑応答が行われ、講演会後の懇親会も和気藹々といった雰囲気で有意義でかつ楽しい会となった。



佐藤先生の講演


伊藤先生の講演


笠井先生の講演


懇親会風景

東北動物実験研究会のホームページ